A. 毎日取り入れるなら、まずはヨーグルトでもドリンクタイプでも「砂糖不使用」が第一候補です。糖類が抑えられているため、血糖値の上昇をできるだけゆるやかにできます。
そして第二候補は、「定番のR-1ヨーグルト」になります。この記事では、R-1ヨーグルトとドリンクタイプを栄養成分や原材料から吸収速度の違いにも注目して比較しました。商品選びの参考にしてみて下さい。
ヨーグルトとドリンクタイプ、どっちがいい?
明治のR-1は種類がとても多く、「どれを選べばいいの?」と迷う方はとても多いです。
さらに迷いやすいのが、ヨーグルトにするべきか、それともドリンクタイプにするべきかという点です。
同じ味のR-1だとしてもこの2つは栄養成分だけでなく、「糖がどれくらいのスピードで吸収されるか」にも違いがあります。
ドリンクタイプは液体である分、消化・吸収が速く血糖値が早めに上がりやすい傾向があります。
一方でヨーグルトは固形に近く、比較的ゆっくり吸収されやすい特徴があります。
つまり、「何が入っているか」だけでなく、「どう吸収されるか」が血糖値の観点からすると重要になってきます。
基本はヨーグルトを選ぶ(ただし例外あり!)
結論から言うと、血糖値を気にする方は基本的にヨーグルトを選ぶのがおすすめです。
ヨーグルトは液体のドリンクタイプに比べて固形に近い分、吸収も比較的ゆっくりになります。
そのため、血糖値の急上昇を防ぐという点では、ヨーグルトの方が安定しやすいといえます。
ただし、ここでひとつ重要な例外があります。
それが「明治プロビオヨーグルトR-1 ドリンクタイプ 砂糖不使用 甘さひかえめ」です。
この商品はドリンクタイプ9種類の中で最も糖類が低く、以前の低糖質ランキングでも第1位だった一本です。

実際に炭水化物5.5g、糖類3.4gとかなり低く、他の種類と比べても大きな差がありました。
この商品は例外的にかなり優秀です。
そのため、
- 基本は定番のR-1ヨーグルト
- 手軽に飲みたい場合は、「ドリンクタイプ 砂糖不使用 甘さひかえめ」
このように使い分けるのがおすすめです。
では具体的に、どのような違いがあるのでしょうか。
ここからは同じ種類ごとにヨーグルトとドリンクタイプを比較しながら、その違いを見ていきましょう。
R-1ヨーグルトとドリンクの違いを徹底比較
この表は明治公式ホームページに掲載されている情報を参考に作成したものです。数値は「栄養成分表示 1個あたり(112g)、1本(112g)あたり」を使用しています。
| 種類 | ヨーグルト | ドリンク |
|---|---|---|
| R-1通常タイプ | エネルギー:89kcal たんぱく質:3.9g 脂質:3.4g 炭水化物:10.8g | エネルギー:71kcal たんぱく質:3.3g 脂質:0.6g 炭水化物:13.2g糖類:11.7g |
| ヨーグルト:低脂肪 ドリンクタイプ: 低糖・低カロリー | エネルギー:77kcal たんぱく質:4.2g 脂質:1.5g 炭水化物:11.6g | エネルギー:49kcal たんぱく質:3.3g 脂質:0.6g 炭水化物:7.5g糖類:6.5g |
| 砂糖不使用 | エネルギー:56kcal たんぱく質:4.0g 脂質:1.6g 炭水化物:10.9g糖類:4.1g | エネルギー:41kcal たんぱく質:3.3g 脂質:0.6g 炭水化物:5.5g糖類:3.4g |
| 満たすカラダ マルチビタミン | エネルギー:75kcal たんぱく質:4.9g 脂質:0g 炭水化物:13.9g | エネルギー:49kcal たんぱく質:3.3g 脂質:0.6g 炭水化物:7.5g糖類:6.5g |
| ブルーベリーミックス | エネルギー:76kcal たんぱく質:5.0g 脂質:0g 炭水化物:13.9g | エネルギー:52kcal たんぱく質:3.3g 脂質:0.6g 炭水化物:8.4g糖類:記載なし |
| The GOLD | エネルギー:99kcal たんぱく質:4.2g 脂質:3.4g 炭水化物:12.8g | エネルギー:75kcal たんぱく質:3.4g 脂質:0.6g 炭水化物:14.0g糖類:10.6g |
栄養成分表から読み取れる3つの事
① 同じR-1でもタイプによって糖質量に差がある
ヨーグルトタイプは炭水化物表記のみで、数値にもそこまで大きな開きはなく、種類による差はそれほど大きくありません。
一方でドリンクタイプは、炭水化物量だけを見ても種類によって2倍近い差があり、かなり幅があることがわかります。
そのため、ドリンクタイプは「どれを選ぶか」によって炭水化物の摂取量に大きな差が出るのに対し、ヨーグルトタイプは比較的どれを選んでも差は小さい、というのが両者の違いになります。
② 「砂糖不使用」タイプはやはりおすすめ
炭水化物量を抑えたいなら、ヨーグルト・ドリンクタイプともに砂糖不使用シリーズが最有力候補になります。ドリンクタイプの砂糖不使用は糖類3.4gと全シリーズ中最も低く、ヨーグルトも糖類4.1g と大きく変わりはありません。糖質の表示がないので数値がわからないのが残念ですが、それでも全体の傾向として糖質は抑えられていると考えられます。
そのため、血糖値への影響をできるだけ抑えたい方は、まずは「砂糖不使用」が第一候補になります。
③ マルチビタミン・ブルーベリーは炭水化物量がやや高め
鉄分やビタミンを強化したマルチビタミン・ブルーベリーなどのヨーグルトは、炭水化物が13.9gとシリーズ中で最も高い水準です。
これはドリンクと違って、両方ともフルーツの果肉が使用されているため数値が高くなっていると考えられます。毎日習慣的に食べるヨーグルトというよりは、デザート感覚でたまに楽しむヨーグルトとして取り入れるのがちょうどいいよさそうです。
次に個別で味ごとに比較して、みていきましょう。
通常タイプはどっちがいい?


| 種類 | 原材料名 |
|---|---|
| ヨーグルト | 生乳(国産)、乳製品、砂糖/甘味料(ステビア) |
| ドリンクタイプ | 乳製品(国内製造又は外国製造)、ぶどう糖果糖液糖、砂糖/安定剤(ペクチン)、甘味料(ステビア)、香料、酸味料 |
同じ通常タイプでも、原材料を見ると大きな違いがあります。
ヨーグルトの方は原材料が生乳・乳製品・砂糖が中心で、シンプルな構成になっていますが、ドリンクタイプは甘味料としてぶどう糖果糖液糖が使われています。
ぶどう糖果糖液糖は分子がとても小さいので体への吸収が速いという特徴があり、この違いは血糖値の観点ではとても重要になります。
さらに炭水化物の量も、ヨーグルトは10.8gですが、ドリンクタイプは13.2gとやや多めです。
血糖値の上がり方という点では、ヨーグルトの方がより緩やかになりやすいと考えられます。
✔️ 結論
👉 通常タイプはヨーグルトの方が血糖値に優しい
低糖・低カロリータイプはどっちがいい?


低糖・低カロリータイプでは、単純に「どちらが良い」とは言い切れません。
ドリンクタイプは炭水化物が7.5g、糖類が6.5gと少ない一方で、こちらも通常タイプと同じように甘味料としてぶどう糖果糖液糖などの吸収の速い糖が使われています。
一方、ヨーグルトは炭水化物が11.6gあるものの、甘味料は砂糖のみで吸収は比較的ゆるやかです。
✔️ 結論
👉 糖質量を抑えたい → ドリンクタイプ
👉 血糖値の上がり方をゆるやかにしたい → ヨーグルト
砂糖不使用タイプはどっちがいい?


| 種類 | 原材料名 |
|---|---|
| ヨーグルト | 生乳(国産)、乳製品、ポリデキストロース、エリスリトール/甘味料(スクラロース) |
| ドリンクタイプ | 乳製品(国内製造又は外国製造)/安定剤(ペクチン)、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、ステビア)、香料、酸味料 |
砂糖不使用タイプの原材料を見ると、ヨーグルト・ドリンクともに砂糖やぶどう糖果糖液糖は使用されておらず、代わりに人工甘味料が使われています。
ヨーグルトはエリスリトールやスクラロース、ドリンクはアスパルテームやステビアなどが甘味料に使用されています。
このように、どちらも血糖値を上げにくい甘味料が中心となっているため、血糖値が急上昇するような心配は少ないと考えられます。
- ヨーグルト:炭水化物 10.9g(糖類 4.1g)
- ドリンク:炭水化物 5.5g(糖類 3.4g)
と、ドリンクタイプの方がかなり低く炭水化物を抑えられていますが糖類には大きな差はなく、どちらを選んでも問題ないといえます。
✔️ 結論
👉 砂糖不使用タイプはヨーグルト・ドリンクタイプともに血糖値にやさしく、毎日でも取り入れやすい
マルチビタミン/ブルーベリー/The GOLDはどっちがいい?



マルチビタミン、ブルーベリーミックス、The GOLDは、いずれも甘味料にぶどう糖果糖液糖が使用されている点が共通しています。
そのため、糖の種類という点ではどれも吸収が速いタイプといえます。
炭水化物の数値を見るとドリンクタイプの方が抑えられている傾向があります。
ただし、ドリンクは液体であるため吸収が速くなる傾向があるため、どちらを選ぶかは何を重視するかで変わってきます。
✔️ まとめ
👉 糖質量を抑えたい → ドリンクタイプ
👉 血糖値の上がり方をゆるやかにしたい → ヨーグルト
結局どれを選べばいい?
ここまでの比較をまとめるとこんな選び方になります
■ 血糖値をできるだけおだやかにしたい→砂糖不使用タイプ
- ヨーグルト:砂糖不使用
- ドリンクタイプ:砂糖不使用 甘さひかえめ
どちらも砂糖やぶどう糖果糖液糖が使われていないため、血糖値の上がり方がゆるやかになりやすく日常的に使いやすいです。
■ 砂糖不使用以外で選びたい→通常タイプのR-1ヨーグルト
炭水化物量が比較的低く原材料もシンプルなため、毎日食べても飽きのこない定番の味です。
それ以外のヨーグルト(マルチビタミンやブルーベリーミックスなど)は、炭水化物量に大差ないためどれを選んでも大きく変わりません。
■ 迷ったらどうする→砂糖不使用タイプ
ヨーグルトでもドリンクタイプでも、まずはここを選んで試してみましょう。
まとめ|R-1はこう選べば間違いない
どれにするか迷ったら次の順番で選びましょう。
①まずは「砂糖不使用」タイプ
→ 炭水化物量を抑えたいなら最優先
②次に選ぶなら「定番のR-1ヨーグルト」
→ 定番の味で毎日でも安心
ここまで比較してきた内容をまとめると、基本的には吸収がおだやかなヨーグルトを選ぶことが大切です。
そのうえで、血糖値をより意識するならヨーグルトでもドリンクタイプでも砂糖不使用が第一候補になります。
ただ、砂糖不使用の味があまり得意ではない方も中にはいると思います。
そんな時は無理にこだわらず、定番のR-1ヨーグルト(通常タイプ)を第二候補として選ぶのも十分アリです。
シンプルな原材料で炭水化物量も比較的抑えられているため、安心して毎日食べられる商品になります。
どちらを選ぶかはあなた次第です。
好きな方を選んで大丈夫ですよ。ちなみに私は定番のR-1ヨーグルト派です(^^)/

■商品監修・記事執筆のご相談について
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■参考文献・出典
・明治公式サイト「明治プロビオヨーグルトR-1 商品ラインナップ」
(https://www.meiji.co.jp/dairies/yogurt/meiji-r1/product/)
・日本糖尿病学会「糖尿病診療ガイドライン」
・文部科学省「日本食品標準成分表 2020年版(八訂)」
・糖尿病ネットワーク
(https://dm-net.co.jp/)
・厚生労働省 e-ヘルスネット
(https://kennet.mhlw.go.jp/)

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