A. フルグラとマイグラの期間限定味を除く全9種類を、糖質・たんぱく質・食物繊維などの栄養成分で徹底比較しました。
さらに「血糖値が気になる」「たんぱく質をしっかり摂りたい」など目的別におすすめの選び方を管理栄養士の視点で解説しています。
はじめに
朝食にグラノーラを取り入れている方、多いですよね。
手軽でおいしくて、忙しい朝の強い味方です。
でもいざ売り場に行くと、糖質オフやプロテイン入り、ドライフルーツなしタイプなど種類が豊富で、「どれを選べばいいの?」と迷ってしまいませんか?
そこで今回は、フルグラとマイグラの9種類を比較し、栄養成分の違いをわかりやすくまとめました。
自分の目的に合ったグラノーラ選びの参考にしてみてください。
フルグラ・マイグラ 栄養素別ランキング
「糖質を抑えたい」「たんぱく質をしっかり摂りたい」など、商品を選ぶ時に重視するポイントは人それぞれです。
今回は、糖質・たんぱく質・食物繊維の項目でそれぞれのベスト3をまとめました。
早速みていきましょう。
糖質が少ないランキング(1食50gあたり)

🥇1位 フルグラ糖質オフ(糖質18.2g)
今回の比較で糖質が最も少なかったのがフルグラ糖質オフです。
通常のグラノーラはオーツ麦が主原料ですが、主原料の一部を大豆たんぱくに置き換えることで糖質を抑えています。そのため、一般的なフルグラより糖質量が30%カットされています。
さらに、アーモンドミルクやクラッシュアーモンドが加えられており、脂質はやや高めですが、その分満足感があるのが特徴です。
糖質をできるだけ抑えたい方におすすめです。ただし脂質量は12.7gあるため、牛乳やヨーグルトの選び方も意識したいところです。

🥈2位 フルグラ糖質オフ ベリー&カカオ(糖質18.3g)
糖質18.3gと今回の比較で2番目に少なかった商品で、通常のフルグラと比べて糖質を25%カットしています。
1位のフルグラ糖質オフと同じく糖質を抑えつつ、甘さ控えめでカカオの風味をしっかり感じられる味わいが特徴。チョコレートが好きだけれど糖質が気になる方にとって、満足感を得ながら糖質を抑えられます。糖質量は1位の商品とほぼ同じ水準なので、味の好みで選んでOKです。

🥉3位 マイグラ プロテイン(糖質23.1g)
糖質量が3番目に少ない結果となった、マイグラプロテイン。
ただし、この商品の最大の特徴は糖質量ではなく、1食で12.1g含まれる高いたんぱく質量にあります。グラノーラだけでこれだけのたんぱく質が摂れるのは強みですね。朝食でたんぱく質をしっかり確保したい方や、運動習慣がある方に向いています。
たんぱく質が多いランキング(1食50gあたり)

🥇1位 マイグラ プロテイン(たんぱく質12.1g)
今回の比較で最もたんぱく質が多かった商品。
1食あたり12.1gと、他の商品(3〜9g台)を大きく上回っています。1食分60g+低脂肪乳200mlで、たんぱく質20gを摂取できるとの事。これは約1食分のたんぱく質に相当する量です。朝はどうしても炭水化物中心になりがちなので、グラノーラで補えるのは助かりますね。運動習慣がある方はもちろん、筋肉量を維持したい中高年世代
や朝食のたんぱく質不足が気になる方にもおすすめです。

🥈2位 フルグラ 糖質オフ ベリー&カカオ(たんぱく質9.4g)
こちらは糖質量に続いて、たんぱく質量でも2位となりました。
この商品は主原料の一部をオーツ麦から大豆たんぱくに置き換えることで糖質を抑えています。その結果、大豆由来のたんぱく質で自然と含まれる量が多くなっていると考えられます。チョコレート味を楽しみつつ、糖質を抑えてたんぱく質も補える商品です。

🥉3位 フルグラ 糖質オフ(たんぱく質9.3g)
たんぱく質量は9.3gと2位の商品(9.4g)とはほぼ同等で、栄養面でほとんど差はありません。
こちらも主原料の一部が大豆たんぱくに変わることで、糖質を抑えながらたんぱく質を確保しています。
「シンプルに食べたい」「アレンジしやすいものを選びたい」という方には、こちらが向いていますね。
食物繊維が多いランキング(1食50gあたり)

🥇1位 マイグラ プロテイン(食物繊維8.4g)
たんぱく質ランキングに続き、またまた1位となったのがこちら。
1食あたり8.4gと、他の商品(4〜7g台)を上回る結果でした。複数の穀物や大豆類、ナッツ類などが使われている点が、食物繊維量の多さにつながっていると考えられます。大豆やナッツ類は食物繊維を比較的多く含む食品になります。
食物繊維は、食後血糖値の上昇を緩やかにする働きが期待される栄養素です。たんぱく質も食物繊維も両方とも摂れる、一石二鳥の栄養バランスグラノーラです。

🥈 2糖質オフ ベリー&カカオ(食物繊維7.2g)
こちらは今回、糖質・たんぱく質・食物繊維の3つの主要栄養素すべてで2位と、非常にバランスの良い結果に。
糖質を抑えつつたんぱく質もしっかり確保でき、食物繊維も十分に含まれています。血糖値を意識しながら、栄養も満足度も確保したい方に向いています。味の好みでも選びやすい、まさに栄養バランストップクラスのグラノーラ。

🥉3位 食後の血糖値ケア(食物繊維7.0g)
こちらは食後の血糖値ケアの商品ですが、糖質量が29.0g含まれ、今回の比較では中位クラスになりました。
この商品の最大の特徴は、オーツ麦をベースにしたフルグラオリジナルの味わいを生かしつつ、血糖値ケアを意識している点です。糖質オフの商品だと大豆たんぱくに置き換わることで少し味が変わりますが、この商品はオリジナルの風味を楽しみながら食物繊維をしっかり摂れるのがポイントです。
「フルグラの味が好きで、食後の血糖値も意識したい」という方にぴったりの商品です。
あなたはどっち派?タイプ別フルグラ・マイグラ
栄養素の数値だけで見るとトップ3には入りませんでしたが、味の好みや食べやすさも大切ですよね。タイプ別に商品をまとめました。
シンプル派にはドライフルーツなしのマイグラ

マイグラ 香ばしアーモンド&チョコクランチ
栄養面では中級クラスですが、香ばしいグラノーラのザクザク食感を楽しみたい方にぴったりの商品。チョコクランチやココナッツチップがいいアクセントになっています。実は、私自身も忙しい朝にヨーグルトと一緒によく食べています。

マイグラ 香ばしアーモンド&キャラメル
焦がしキャラメル風味が大人向けの味わいで、アーモンドミルクや豆乳と一緒に食べてもおいしいです。キャラメルのコクと香ばしさをしっかり楽しめます。

マイグラ
こちらはオーツ麦の香ばしさを生かしたシンプルなグラノーラで、フラクトオリゴ糖が含まれているのが特徴。
フラクトオリゴ糖は腸内の善玉菌のエサになり、便通や腸内環境のバランスをサポートしてくれる成分です。シンプルなのでアレンジもしやすく、毎日飽きずに食べられる一品です。
フルーツ入りの定番派にはフルグラ

フルグラ(オリジナル)
オーツ麦と数種類のドライフルーツを組み合わせた定番商品。
甘さや香ばしさのバランスが良く、「やっぱりオリジナルが好き」という方も多いと思います。
今回の栄養別ランキングには入りませんでしたが、1食で食物繊維4.5g、鉄分や8種のビタミン、オリゴ糖も含まれており、忙しい朝でも手軽に栄養を補えるのは大きなメリットです。パンだけで済ませる朝食と比べて、栄養バランスの面で安心感があります。

フルグラ チョコバナナ
今回比較した中では、チョコバナナ味が意外にも脂質が最も低い結果でした。糖質はオリジナルよりわずかに多いものの、食物繊維は同程度で、栄養面での大きな差はありませんでした。
甘い味わいを楽しみたい日や、朝から少しスイーツ感覚で食べたいときにおすすめ。
1食あたり50gの目安量を守りながら楽しみましょう。
フルグラ・マイグラ9種類 栄養成分まとめ
最後に、ここまで紹介してきた全9種類の栄養成分を一覧にまとめました。
それぞれの違いを数値で確認してみて下さい。
| 商品名 | エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 糖質 | 食物繊維 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| フルグラ糖質オフ | 238kcal | 9.3g | 12.7g | 25.1g | 18.2g | 6.9g |
| フルグラ糖質オフ ベリー&カカオ | 234kcal | 9.4g | 12.1g | 25.5g | 18.3g | 7.2g |
| マイグラ プロテイン | 274kcal | 12.1g | 12.9g | 31.5g | 23.1g | 8.4g |
| マイグラ 香ばしアーモンド&チョコ | 232kcal | 4.8g | 10.1g | 32.9g | 27.9g | 5.0g |
| マイグラ 香ばしアーモンド&キャラメル | 232kcal | 4.8g | 10.1g | 32.8g | 28.3g | 4.5g |
| フルグラ 食後の血糖値ケア | 218kcal | 3.4g | 8.3g | 36.0g | 29.0g | 7.0g |
| マイグラ | 224kcal | 3.7g | 8.5g | 35.7g | 30.7g | 5.0g |
| フルグラ | 222kcal | 3.6g | 8.0g | 36.1g | 31.6g | 4.5g |
| フルグラ チョコバナナ | 215kcal | 3.4g | 6.6g | 37.8g | 33.3g | 4.5g |
まとめ
全9種類を比較してみて、個人的に意外だったのはフルグラ 糖質オフ カカオベリーの栄養バランスの良さでした。
糖質・たんぱく質・食物繊維の各ランキングでいずれも2位となり、突出して1位ではないものの、どの項目でも安定して上位に入る結果に。ベリー&カカオテイストでスイーツよりかと思いきや、こんなに栄養バランスが整っているとは嬉しい発見です。
そして、栄養面で特に優秀だったのがマイグラ プロテインです。
たんぱく質、食物繊維ランキングでは両タイプとも1位、さらに糖質ランキングでも3位に入るという結果で、「たんぱく質を補いつつ、さらに食物繊維も摂れる」という魅力的な内容でした。
9種類のグラノーラを栄養素別に比較したことで、ひとつの数値だけに注目するのではなく全体のバランスを見る大切さを実感しました。
その結果として、商品の思いがけない強みに気づくことができました。
今回の比較が、自分に合ったグラノーラ選びの参考になれば嬉しいです(^^)/
■商品監修・記事執筆のご相談について
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■参考文献・出典
・カルビー株式会社「シリアル商品一覧」
(https://www.calbee.co.jp/products/select/?cid=5)
・文部科学省「日本食品標準成分表 2020年版(八訂)」
・文部科学省「日本食品標準成分表 増補2023年版」
・日本糖尿病学会「糖尿病診療ガイドライン」
・厚生労働省 e-ヘルスネット
(https://kennet.mhlw.go.jp/)

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