A. 水や無糖のお茶であれば、基本的に問題なく水分補給ができます。喉が渇いたときは、こうした飲み物を選ぶと安心です。
高血糖で喉が渇くのはなぜ?
糖尿病の診断や経過観察では、「口渇(喉の渇き)、多飲、多尿、体のだるさ」といった症状がみられるかどうかが確認されることがあります。
血糖値が高い状態が続くと、1日を通して「やけに喉が渇く」と感じる人が少なくありません。
これは、体の中に余分な糖が増えることで、腎臓がそれを尿として外に出そうとするためです。その結果、尿の量が増え、体内の水分も一緒に失われてしまいます。この脱水を補おうとして、強い喉の渇きが起こると考えられています。
このように、喉の渇きは「体を守ろうとする反応」の一つですが、渇きが続く場合は血糖値が高い状態が続いている可能性もあるため注意が必要です。
水はたくさん飲んでいいの?
水や無糖のお茶であれば、体から失われた水分を補うためにこまめに飲むことが勧められます。
一方で、ジュースや清涼飲料水、スポーツドリンクなど、糖分を含む飲み物を多くとると、血糖値がさらに上がり、喉の渇きが強くなることもあります。喉が渇いたときほど、飲み物の種類には気をつけたいところです。
飲み方のポイントは、一度に大量に飲むのではなく、少しずつこまめにとること。そうすることで体への負担を減らしながら水分補給ができます。
喉の渇きが続くときの注意
水分をしっかりとっていても、喉の渇きがおさまらない場合があります。これは水分不足だけでなく、血糖値が高い状態そのものが影響している可能性があるためです。
血糖値が非常に高い状態が続くと、「糖尿病性ケトアシドーシス」と呼ばれる重い状態に進行することもあります。この場合、強い口渇のほかに、体のだるさ、吐き気、息苦しさなどがみられることがあります。こうした症状があるときは、早めに医療機関へ相談することが大切です。
まとめ
高血糖による喉の渇きは、体からの大切なサインの一つです。
- 水や無糖のお茶での水分補給が基本
- 甘い飲み物は血糖値に影響することがあるため注意が必要
- 一度に大量に飲むよりこまめに少しずつ
この3つを意識すると安心して水分補給ができますね。
水分をとることで一時的に楽になることはありますが、喉の渇きが続く場合は血糖値のコントロールを見直すことも重要になります。食事や運動、治療方針については、主治医と相談しながら進めていきましょう(^^)
■参考文献・出典
・糖尿病ネットワーク
(https://dm-net.co.jp/)
・厚生労働省 e-ヘルスネット
(https://kennet.mhlw.go.jp/)
・日本糖尿病学会「糖尿病診療ガイドライン」
・文部科学省「日本食品標準成分表 2020年版(八訂)」


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