A. はい、本当です。シナモンは血糖値をサポートする働きが知られていますが、種類や摂り方によっては注意が必要な点があるので詳しく解説しますね。
はじめに
実際、シナモンにはインスリンの働きをサポートし、食後血糖値の上昇をゆるやかにする可能性があることがいくつかの研究で報告されています。
しかし、ここで一つ知っておいてほしい大切な事実があります。
実は「シナモン」には2種類あり、安全性に大きな違いがあるのです。
実は、シナモンは2種類ある
「シナモン」には2つの種類があるのをご存じでしょうか?
- セイロンシナモン(「真シナモン」とも呼ばれる)
- ニッケイシナモン(カッシア系シナモン)
スーパーなどで安く手に入るシナモンの多くは「ニッケイシナモン」です。小さな瓶に入って100円前後で売られている粉末シナモンは、ほとんどがこちらになります。
一方で「セイロンシナモン」とは、商品名にセイロンシナモンと明記されている商品が多く、「ニッケイシナモン」の3倍くらいの値段で販売されていて少し高価になります。
値段が安いからといって何気なく選んでいると、知らないうちに注意が必要な成分を摂っている可能性があるのです。
ニッケイシナモンに含まれる「クマリン」とは?
ニッケイシナモンに多く含まれているのが、「クマリン」という成分です。クマリンには香りの成分としての役割がありますが、摂りすぎると肝臓に負担をかける可能性があることが知られています。
特にサプリメントやスパイスとして毎日大量に摂取すると、まれに肝機能の数値が悪化するケースも報告されています。
このクマリンはニッケイシナモンに多く含まれており、セイロンシナモンにはわずかにしか含まれないことがわかっています。
欧州食品安全機関(EFSA)は、クマリンの耐容一日摂取量を体重1kgあたり0.1mgと設定しています。
たとえば体重50kgの人の場合1日5mgまでが目安ということになります。
ニッケイシナモンの粉末には、1gあたり数mgのクマリンが含まれているため、毎日小さじ1杯(約2〜3g)を習慣的に摂ると、簡単にこの目安を超えてしまう可能性があります。
お菓子作りや料理に時々使う程度であれば問題になりにくいですが、「血糖値対策だから」と毎日継続して多めに摂る場合は注意が必要です。
セイロンシナモンが安心な理由
一方、セイロンシナモンにはクマリンがほとんど含まれていません。
そのため、毎日少量を習慣的に使う場合でも安全性が高いとされています。
血糖値対策としてシナモンを取り入れるなら、セイロンシナモンを選ぶことがとても重要です。
価格は少し高くなりますが、健康目的で使うなら安全性を優先したいところですね。
シナモンはどうやって血糖値に関わる?
シナモンにはインスリンの働きを助けたり、糖が細胞に取り込まれやすくなるのをサポートする可能性があると考えられています。
これにより、食後の血糖値の急上昇をゆるやかにする効果が期待されています。
ただし、薬のように劇的に下げるわけではなく、あくまで食事や生活習慣を補助する存在です。
「シナモンを食べれば血糖値が下がる」という単純なものではなく、バランスの良い食事や運動と組み合わせて活用することが大切です。
シナモンを取り入れるなら
セイロンシナモンを選んだ上で日常の食事に少し取り入れるなら、次のような方法がおすすめです。
- ヨーグルトにひとふりする
- コーヒーや紅茶に入れる
- 食パンにバターを塗ってシナモントーストにする
セイロンシナモンの目安量
血糖値対策としてセイロンシナモンを使う場合、「1日小さじ1杯程度(約2〜3g)」がひとつの目安とされています。
ただし、効果には個人差があり、体重や食事内容、インスリンの効きやすさなどによっても変わります。
多く摂れば効果が高まるわけではないので、スパイスとして無理のない量を心がけましょう。
まとめ
- シナモンには血糖値の変動を穏やかにする作用が報告されている
- 「ニッケイシナモン」にはクマリンが多く含まれ、毎日の大量摂取は注意が必要
- 血糖値対策で使うなら「セイロンシナモン」が安心
- 少量を毎日の食事に無理なく取り入れることが大切
シナモンが好きな方は、ぜひ安全性の高いセイロンシナモンを選び、日々の食事の中で上手に活用してみてくださいね (^^)/



■参考文献・出典
・糖尿病ネットワーク
(https://dm-net.co.jp/)
・厚生労働省 e-ヘルスネット
(https://kennet.mhlw.go.jp/)
・日本糖尿病学会「糖尿病診療ガイドライン」
・文部科学省「日本食品標準成分表 2020年版(八訂)」


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