A. はい、麻辣湯(春雨)は低糖質、低カロリーです!中華麺と春雨を量別に糖質量、カロリーを徹底比較してみましたよ。
春雨は本当にヘルシー?
「麻辣湯って低糖質ですよね?」と最近聞いてくれた患者さんがいました。麻辣湯は自分で色々具材をカスタマイズできたりするので、野菜やたんぱく質食品をしっかり入れれば1品料理でもバランスが取れますね。
ところで、春雨は何からできているか知っていますか?意外と知らない方が多いのですが、じゃがいもや緑豆のでんぷんから作られた食品になります。主成分は糖質(炭水化物)なので、たくさん食べれば血糖値はしっかりと上がりますよ。
特に柔らかく加熱された春雨は消化吸収が早いので、血糖値が急上昇しやすくなります。
麻辣湯の麺比較(1食あたり)
乾燥春雨の量別の「茹で上がり量」「カロリー」「糖質量」を表にまとめました。中華麺も最後に加えているので、比べてみてください。
| 麺の種類 | 使用量 | 茹であがり量 | カロリー(kcal) | 糖質量(g) |
|---|---|---|---|---|
| 春雨(乾燥20g) | 20g | 約90g | 約70 | 約17 |
| 春雨(乾燥30g) | 30g | 約135g | 約105 | 約25 |
| 春雨(乾燥40g) | 40g | 約180g | 約140 | 約34 |
| 春雨(乾燥50g) | 50g | 約225g | 約175 | 約42 |
| 中華麺 (ゆで 1玉) | 約200g | 約200g | 約238 | 約50 |
春雨は中華麺と比較してやはり低糖質、低カロリーです。乾燥春雨を50g食べても中華麺1食分より低くなります。
ちなみに春雨50g(乾燥)の糖質量は、お茶碗1杯分(ご飯150g)とほぼ同じくらいの糖質量(約55g)になります。乾燥で50gは相当な量なので、なかなかこの量を1食で食べる人はいないと思うのですが…(^^;)
麻辣湯を自分でカスタマイズする時のポイント
春雨の量は1食当たり20g〜30gにしてトッピング具材でかさ増しするのがおすすめです。
〈おすすめトッピング具材〉
- 野菜類:もやし、白菜、キャベツ、小松菜、パクチー
- きのこ類:しいたけ、えのき、しめじ(食物繊維が豊富で血糖値の上昇を緩やかに)
- 豆腐や厚揚げ:良質なたんぱく質を補える
- 海藻(わかめ、もずく、ひじき):水溶性食物繊維が豊富
たんぱく質食品をたっぷり加えると腹持ちも良くなりますよ!
スープに追加して欲しい!絶対おすすめ食材
血糖値対策におすすめなのが、麻辣湯のスープを豆乳スープに変えること。普通のスープと比べた時に血糖値の急激な上昇を抑えてくます。
豆乳に含まれる大豆たんぱく質や脂質が、胃からの糖質の吸収をゆるやかにしてくれるのです。
辛いスープにまろやかさが加わり、おいしくておすすめですよ(^^)
辛味成分と血糖値の関係
麻辣湯といえば唐辛子の辛さですよね?お店では辛さレベルが自分で選べたりしますね。
唐辛子と血糖値の関係もせっかくなので書いておきましょう。
唐辛子にはに含まれる「カプサイシン」には代謝を高めて体を温めたり、食欲を刺激する作用があります。
そのため、辛くすればするほど食欲が刺激されてたくさん食べてしまう可能性があるかもしれませんね。
まとめ:麺よりも春雨は確かに低糖質
お店で麻辣湯を食べる時のポイントです。
- 春雨の量は1食当たり20〜30g程度に
- 野菜やきのこ、海藻類、豆腐などでかさ増ししてボリュームアップ
- 魚介類、肉、卵、豆腐などのタンパク質食品をしっかり加える
- 豆乳を加えて血糖値上昇を緩やかに
麻辣湯を食べるなら、麺を春雨に変えて、具材たっぷり、豆乳スープを選べばほぼ完璧な低糖質バランス食になります。おいしくヘルシーな麻辣湯を楽んで下さいね(^^)v


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